08, 2019 07:14

白百合の花束✽母の心に届いた父の最後の言葉

おはようございます、茉莉花です。

しばらくご無沙汰になってしまいました。
実はまだ、母の家にいます。
2日の朝、母の家に行ったら、弟が風邪をひいていまして、まあ、それはたいしたことはなかったのですけど、万が一にも母にうつしたら大変!ってことで、即刻2階へ強制隔離いたしました。
で、結局GW後半はずっと母と弟のおさんどんをやっていました。(^^;)

力仕事はダーがやってくれるので助かりますが、弟は毎日ひとりでこれをやっているのですよね。
たまにはゆっくりと、休ませてあげなくては。
弟のほうもすっかり良くなったので、今夜は私たちも自宅に帰ります。


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母のところへは、毎年お花を持って行くのですが、今年はユリの花束にしました。
カサブランカのような豪華な花ではなく、とても清楚な白百合です。
これにはちょっとした意図があったのです。
この花は、父が好きだった花で、父が亡くなる数日前に、私が病院へ持って行った花でした。
病室に花は置けなかったので、父に見せたあとは廊下に飾っておいたのですけど、母はその花を毎日見ていたはず…
だから、もしかして、少しでも思い出してくれたらいいなと…

2日の夜、食事を終えてこのユリの花を見ていた母が、話し出したのです。
「お父さんがね…」と。
ああ、やっぱり思い出してくれたんだぁ\(^o^)/


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私がその話を聞いたのは、父のお通夜の夜でした。
姉と弟はもう寝ていましたけど、母が眠れないようなので、付き合ってロビーで話していました。

それは父が亡くなる前夜のことでした。
母が父に「お父さん、今日は何の日か覚えてる?」と訊いたのです。
すると父は、しばらく考え込んでる様子で、母は「ああ、やっぱり覚えていないんだな」とがっかりしたそうですが、その次の瞬間、父の口から出た言葉は… 「アイシテルヨ」

たどたどしく、しかしはっきりとそう言ったそうです。
戦前生まれの父のことですから、もちろん生まれて初めて口にしたセリフだったことでしょう。
でも父自身も、もう自分が長くは生きられないということは知っていましたから、そのときに言わなければ2度と言えないと思ったのでしょうか。
おそらく一生分の勇気をふり絞って、言った言葉だったと思います。
しばらく考え込んでる様子だったのは、忘れていたわけではなくて、心の中で葛藤していたのでしょうね(*´艸`)
その言葉を聞いて、母は何と答えていいかわからず(母も戦前生まれですから)、父もテレ臭かったのか何も言わなくなり、その後まもなく父の容態が急変して、意識不明になったので、それが父の生前最後の言葉になってしまったのでした。

そして翌日の夕方、父はとても穏やかな顔で旅立ちました。
心残りは何もなかったのでしょう。きっと…


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この前の2日の夜、母がそのことを思い出してくれたのです。
思い出したのは、父の言葉だけでしたけど。
人の記憶というのは、忘れてしまったかのように思えても、本当は決して消えていないものなのかもしれません。
歳をとっていろいろな障害がでてくると、その記憶を検索することができなくなってしまうのだろうと思います。
でも何かのきっかけさえあれば、思い出せるのではないかと、今回のことで実感しました。
私はお医者さんではないので、絶対にそうだとは言えませんけれど…
母には、楽しかったことだけ、思い出して欲しいのです。
それが少し叶って、とても嬉しかった出来事でした。

それにしても…
いろいろ偶然が重なったとはいえ、生前最後の言葉がそんなセリフだったなんて…
ちょっとお父さん、カッコ良すぎるんじゃないの~!?
なんかムカつくんですけど~!
こんなことブログに書いてる、私のほうが気恥ずかしいわ!!\(//∇//)\

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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